日立製洗濯機のクリーニングです。
10年程使用している洗濯機です。
赤ちゃんが産まれたこともあり、気になっていた洗濯機のクリーニングを、ご用命いただきました。
洗濯機は、見えるところは綺麗に見えるんですね。
しかし、上蓋を開けてよく見ると
洗剤投入口も裏から見ると
パルセーター(槽下側でぐるぐる回って、水を撹拌するもの)を外し、槽を固定しているナットを外すのですが・・・
パルセーターについているビスは簡単に外れました。しかし、パルセーターが持ち上がらない。確かに過去にも固くて外れにくいものはありました。
ビスを、中途で止め、パルセーターを回転させる。高温スチームをかける等々、もちろん実行しました。
こうなると、パルセーターに強制的に外す器具を取付け、外す方法があるのですが、パルセーターにビス跡が残るので、パルセーターの再使用は出来ません。
パルセーターを用意する時間をもらい、後日作業をお願いしました。
新品のパルセーターを用意し、再度挑戦(?)です。
最終手段のパルセーターに強制取外し器具を取付け、取り外そうとしましたが、器具が負けてしまいます。それでも外れないのです。
これまで、数多く洗濯機のクリーニングをしてきましたが、これで外れないのは初めてです。ちょっと焦りが出てきました。最終手段と言われている器具でも外れないのです。
そこで、最終手段の更に最終手段(?)パルセーターをくりぬいて外すことにしました。
パルセーターにドリルで穴を無数にあけ、周囲だけでも取ってしまう作戦です。
パルセーターは強度を保つため、下側も厚く補強してあるので、ドリルで穴をあけ、マイナスドライバーを叩き補強を切っていきます。
やっと、外れましたが、中心部分だけは残ったままです。
中心部分のベースは金属なので、グラインダーを使用しながら外していきました。(簡単ではないです)
やっと外れました。その下のナットを外すと槽が外れます(本当はこちらの方が固くて苦労することが多いのですが・・・)
外した槽の画像です。
槽の下側です。
槽の内側に付いている部品も裏側は
ここから、洗浄後です。
洗濯槽の画像です。
槽の下側も
槽内側の部品も
洗濯機本体側も
もちろん、用意してきた新品のパルセーターを取付け、元通り組み立てて終了です。
これで、赤ちゃんの肌着も安心して洗濯出来ますね。
今回は、大変時間を要してしまい、ご迷惑をおかけしました。にもかかわらず、終始笑顔で接していただきましてありがとうございました。
綺麗になった洗濯機を見て、喜んでいただけたのは、報われる瞬間です。