この洗濯乾燥機は、2011年発売開始でVXシリーズにモデルチェンジしてから、初のマイナーチェンジをしたモデルになります。発売開始開始から10年以上の月日が経過しました。
いつものように、分解を進めていきます。
洗濯槽には汚れが付着しています。
洗濯槽清掃を行うため、前面の流体バランサー(白い部分)も取り外しました。
洗濯槽は、直接磨きました。古いモデルではありますが、キレイに輝きが戻っています。
洗濯槽を覆っていたカバーには、固着状態の綿埃が付着しています。臭いの元にもなりますが、この部分は、洗濯、すすぎ中に水分を含んでしまいます。(洗濯~乾燥の場合)洗濯物は、脱水で水分を切ってからの乾燥になりますが、この部分は回転しない部分なので、ビショビショの状態で乾燥運転に入ります。従って乾燥時間に大きく影響してしまいます。
このカバー部、よく見ると白いパッキンがはみ出しています。これは、全方位シャワー水路のパッキンになります。
このモデルは、全方位シャワー水路を外して、清掃することが出来ます。新しいモデルはプラリベット止めに変わり、外しての清掃が出来なくなりました。
水路をキレイに清掃してから、戻しました。戻す際、はみ出していたパッキンも直しました。
この洗濯機、最大の問題は、ヒートポンプ部のエバポレーターのフィンが曲がってしまっていることです。ブラシ等で無理やり掃除したとのことです。
洗ってみましたが、曲がっているのが目立つようになっただけです。フィンが曲がってしまうと、汚れで塞がっているのと同じ状態なので、清掃しても乾燥性能が復活しにくいと思います。この状態を見たときから、ヒートポンプユニットの交換をお勧めしました。
循環水路ダクトです。洗濯、すすぎ中に、ここを通った水が洗濯槽に戻りますので、キレイにしておきたいポイントの1つです。
排水ユニットを含む排水関連、排水ダクト、排水フィルター、排水トラップもキレイに清掃しました。
乾燥フィルター奥側は、発売当時の固定式フィルターが付いていましたので、脱着式のフィルターに交換しました(無償)
全方位シャワーも完全復活です。
『ここから後日作業です』
やはり、ヒートポンプユニットは交換になりました。画像は、仕入れたヒートポンプユニットになります。
配線、ファン等を外してヒートポンプユニットを交換します。配線を間違えないように取り付けます。
交換したので当たり前ですが、曲がってしまっていたフィンも、キレイに整列しています。
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