このモデルは、洗濯容量が10キロから11キロにアップしたモデルで、2016年発売のハイエンドモデルです。
ヒートポンプユニットも、蓋を開けて、清掃します。一番手前のエボパレーター(熱交換器)に汚れが確認できます。
【ここが汚れるとどうなる?】
ここは、水分を含んだ空気を結露させ、水分をドレン、ドレンホースを通じて排出(排水)させています。この部分に目詰まりがあると、十分に空気が通らず、結露する水分も減ってしまいます。従って、乾燥に時間が掛かってしまったり、十分に乾燥しなかったりします。
エバポレーター部のみでなく、全体的に清掃します。もちろん水の排出路であるドレン、ドレンホースの清掃も行います。
更にどんどん、分解していきます。洗濯槽が露わになりました。
洗濯槽を洗浄したところです。輝きが戻っています。
洗濯槽を覆っているカバーには、大きな穴が開いてしまっています。
洗濯槽の前面、バランサーの部分に、擦れた跡があります。この回転部とカバー(回転しない)部分が擦れて穴が開いています。カバー側の水路が浮いてしまい、バランサーと干渉を起こしています。
【ここに穴が開くとどうなる?】
この水路は、洗濯中、すすぎ中に作動する全方位シャワーの水路になっており、洗濯中、すすぎ中に上面、側面からのシャワーが出なくなります。節水タイプのドラム式洗濯機には、辛いことです。
今回は、お客様のご要望により、カバーの交換を行いました。
排水ダクト、排水トラップもキレイにしました。