この洗濯乾燥機は、2018年発売開始のモデルです。H35エラーが出てしまっていました。H35エラーで洗濯槽が回らない場合、Vベルトの外れが原因です。
新品ベルトと外れたベルトを同時に持つと、長さに差があります。取付けるベルトは、メーカー改良品です。
新品ベルトを取付けました。
Vベルト交換を行うのは、洗濯機後方からのアプローチになるので、洗濯機を前に出す必要があります。折角前に出したので、洗濯防水パンも清掃しました。
排気ホースを外したところです。綿ボコリが付着しています。乾燥に大きな影響を与える部分です。
分解を進めていきます。
洗濯槽は、そこそこ汚れていました。
洗濯槽は、直接磨きました。
洗濯槽を覆っているカバー部には、綿ボコリが付着しています。
埃よりも問題なのは、下部に大きな穴が開いてしまっていました。洗濯、すすぎ中に全方位シャワーが全く出ないことを意味しています。
お客様と相談の上、新品パーツと交換することになりました。
洗濯槽をスムーズに回すための重流体バランサーです。中に水が入っており、遠心力によりスムースに回します。ケース部分を清掃しました。
窓パッキンは、外して清掃しました(画像は清掃前、清掃後)
ヒートポンプユニット内部の画像です。エバポレーター(熱交換器)を中心に汚れが付着しています。乾燥に直接影響します。
ヒートポンプ清掃は、エバポレーター(熱交換器)のみならず、ドレン、ドレンホースも清掃しました(この機種のヒートポンプ内部清掃は、標準作業です)
ヒートポンプユニットの蓋裏です。エバポレーター(熱交換器)自動洗浄のノズルがあります。また、画像最下部には、風の通り道があります(画像は清掃前、清掃後)
ヒートポンプに繋がる排気口ですが、出口にも詰まりがありました(画像は清掃前、清掃後)
洗濯、すすぎ中に作動する循環水路ダクトです。ここを通った水が洗濯槽に戻りますので、キレイにしておきたいポイントの1つです。
排水ユニット清掃は、排水弁を手動で操作しながら清掃しました。
排水ダクト、排水フィルター、排水トラップ、排水口も夫々清掃しました。
組上げ後、動作確認して作業終了です。全方位シャワーも復活です(部品交換あり)
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